金利が変わると返済額はどのくらい変わる?
実際に適用金利が変わると、家計にどのくらいの影響が出るのでしょうか。借入金額が2,000万、返済期間は35年とした場合で計算してみます。
もし、借入当初、年利2%で融資を受けていたとすれば、月々均等返済とした場合の毎月返済額は、6万6,253円です。
借入から3年後、住宅ローンの適用金利が見直され、年利3%に上昇したとします。途中、繰上げ返済などは一切行わない前提で試算してみると、月々の返済額は、7万6,136円まで上昇します。
借入当初と比較して、9,896円の負担増で、今までの毎月返済額に対して約15%のアップです。
つまり、現実の家計においては、金利の上昇幅以上の負担増を強いられることになるのです。
また、金利の上昇による影響は、単に返済額が増えることだけではなく、返済額に占める元金と利息の割合にも大きく影響します。
金利の上昇に伴い、返済額に占める利息の割合が大きくなるため、返済額が増えても以前ほど元金が減らないという悪循環が生じます。
この傾向は、金利見直し時点での借入残高が大きくなればなるほど顕著に表れます。
もし、自己資金が少なく物件購入価格の大半を住宅ローンで賄っているとするならば、こうした金利変動に伴うリスク対策をしっかりと考えておく必要があります。
「超低金利の今が買い時…」といったセールストークの先にあるものは、予想を超えた家計への負担増を示唆しているかもしれません。
Case:
借入額2,000万円,返済期間35年,返済方法:元利均等返済
3年間の固定金利選択型,借入当初の金利:2%
固定期間が終了する3年後に金利が3%に上昇した場合。
(途中繰上げ返済等は考慮しません)
| ローンの種類 | 借入額 | 金利 | 返済期間 | 毎月返済額 | |
| 夫 | 固定選択金利 | 2,000万円 | 2% | 35年 | 6万6,253円 |

| ローンの種類 | 借入額 | 金利 | 返済期間 | 毎月返済額 | |
| 3年間の固定終了時の新金利 | 3% | 7万6,136円 | |||
| 3年間の固定終了時の新金利 | プラス | 9,896円 | |||
このように、金利が変化すると、単に返済額が変わるだけではなく、元金と利息の割合も大きく変化することになります。

