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金利変動の仕組みを知っておこう
住宅ローンの金利は経済の影響を受けるということを既に金利変動の推移からご理解いただけたと思いますが、もう少し、金利の仕組みについて見ておきたいことがあります。
ちょっと専門的な言葉を使わざるを得ないのですが、これらの言葉は多様化する住宅ローンから最適な商品を選ぶ上で本当に重要なキーワードになりますから、是非、この機会に覚えておいて欲しいと思います。
まず、住宅ローンの基本となる金利水準は二つあります。
(1)長期プライムレート
(2)短期プライムレート
この言葉が重要なキーワードです。
長期プライムレートとは融資期間が1年を超える(長期貸付)貸出に適用されるレートで、長期国債の利回り変動にほぼ連動するような形でその都度決定されています。
短期プライムレートとは、融資期間1年以内の融資に適用される金利で、銀行ごとに決まっています。また、このレートには面白い性格があり、日銀の誘導目標である「無担保コール翌日もの」にほぼ連動した動きを示しています。
では、これらのレートと実際に借りる住宅ローンとの関係を見てみると、公庫などに見られる固定金利型の住宅ローンは、概ね「10年国債」の利回りと同じような動きを見せています。
変動金利型の住宅ローンでは、市場金利の状況に対応する性質が強くなっている「短期プライムレート」を基に住宅ローンの融資金利を設定しているの金融機関が多く見受けられます。なお、この「短期プライムレート」に1%上乗せしたものが、概ねの貸し出し金利となります。
ちなみに、財政悪化に伴い国債の格付けが下がった時、真っ先に反応したのは、長プラ連動型の住宅ローンです。国債の価格が下がり、金利が上昇したんですね。一方で、短プラ連動型の住宅ローンには金利変動が起こりませんでした。
このことから見えてくるのは、住宅ローン金利の動きが、必ずしも景気の状態と一致しない場合があるということです。
国の財政が正常な状態であれば、景気の回復と共に、長期金利が上昇するものですが、景気が悪く、政府が積極的な財政出動をし、赤字国債を乱発すれば、国債価格が暴落し、長期金利が上昇するという、住宅ローン利用者にとって最悪の事態を招きかねないということを理解しておくことが大切ですね。
住宅ローンは金利の基となるレートによって商品ごとに動きが変わる仕組みを理解した上で、「10年国債」や「無担保コール翌日もの」の動きを観察していれば、金利のトレンドがある程度把握できるかもしれませんよ。( ..)φメモメモ
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